害虫対策(スズメバチ・コガネムシなど)
いちご、ブルーベリーを作るうえで、できるだけ農薬を使わずに育てることは重要です。
もんちゃんちでは、直接作物に薬を使わないようにして害虫を退治することを考えています。
現在我が家で行っているスズメバチやコガネムシの退治方法は、主にフェロモントラップを使用したものです。
フェロモントラップとは、
昆虫同士がコミュニケーションをとる場合、フェロモンと呼ばれる化学物質を分泌します。よって、そのフェロモンを意図的に作り出したものをトラップとして利用し、昆虫を捕獲することを目的としています。

コガネムシは、幼虫の頃に土の中で暮らし、いちごの根を食べてしまうため、大変な損害となってしまいます。そこで、昆虫同士が交尾または卵を産みつけないように5月頃になるとトラップを苗床周辺に吊るしておきます。

スズメバチは、夏に巣を見つけて退治・・・と思ったら大間違い!!
4月から6月頃にかけて、女王蜂は徘徊し巣作りをはじめます。春のこの時期の1匹の女王蜂から、徐々に働き蜂の数が増え、8月から10月頃にかけては次世代の数十匹の女王蜂を育成するために全勢力をかけて蜂たちがフル回転するのです。この時期には、蜂たちは大変気がたっています。そのために、ちょっと近くを通っただけでもスズメバチに刺されてしまい、最悪死に至ることもあるのです。
スズメバチ対策

我が家では、「スズメバチほいほい」たる物を利用しています。これは、ペットボトルに女王蜂誘引のための液を入れたものを、木の下などに吊るしておくだけというもの。

いやー、これが何とも効果抜群!!吊るしたその日から、蜂が捕れる捕れる・・・。今年(2008年)は、大スズメバチがたくさん入っています。これに刺されると思うと、ぞっとしますね。

1リットルのペットボトルが最適のようですが、あいにく自宅に見当たらなかったため2リットルで制作。それでも問題はないようで早速蜂が入っていました。

我が家では、グレープジュース:お酢:お酒:砂糖を重量比で10:2:3:2くらいにして毎回使用しています。子供の保育園にも今回2つ作って持って行きました。

早速つかまった大スズメバチ。入ったばかりらしく、かなりもがいています。(^−^;;
こんなのが佃煮状態になっていくのです・・・。

攻撃性の強いスズメバチは、主に大スズメバチでしょう。その攻撃力は集団でミツバチや他のスズメバチの巣を襲うほど。大スズメバチに次いで攻撃性の強いのがキイロスズメバチ。最近では、都市近郊の住宅地でキイロスズメバチによる事故が多発とのこと。

また、スズメバチは香水や黒っぽい色に反応すると聞いています。可能な限り被害にあわないように気をつけたいものですね。もしもさされた場合には、水またはタンニンを含む番茶などのお茶類で傷口を洗い流し、冷やしながらできるだけ早く病院に行くことが大切です。